【ポケモン剣盾シングル S12最終27位】カバサンダーナットウツロ軸
冬は、パキメンス!!!どうも中谷です。S12お疲れさまでした。
TN E.D.I.T.H. 最終27位、レート2131、177勝99敗(勝率64.1%)
TN リョウ 最終137位、レート 2059、115勝55敗(勝率67.6%)
1.【構築、QR】
2.【構築経緯】
シーズン序盤に身代わり持ちの耐久振り原種サンダーが強いということを聞いたので、試しに命の珠を持たせて運用した。抜き性能、切り返し性能、詰ませ性能どれをとっても強かったので構築の核として採用。
@命の珠 控え目 静電気
H188/B4/C236/D4/S76
(実数値H189/A99/B106/C192/D111/S130)
十万ボルト 暴風 身代わり 羽休め
Sラインは+1で準速ドラパ抜き、H実数値は10n-1。カグヤレヒレや相手のサンダーへのダメージを考えて放電ではなく十万で採用。
ここから取り巻きを考える。サンダーが大きく不利を取る相手としてウツロやバンギ等の岩タイプやライコウ、ジバコ等の電気タイプ、ポリ2等の高耐久ポケモンが挙げられるが、それを解決する枠としてナットレイを採用。ウツロを相手にする分にはH振りだけで十分な上に、鉄壁ボディプレが無いと役割対象に逆に起点にされる状況が多発する(身代わりライコウ、鉄壁ボディプレジバコ、身代わりポリ2等)ため、HB鉄壁で採用した。終盤増えたウオノラゴンに後投げできる点も良い。
@食べ残し 呑気 鉄の棘
H252/B252/D4
(実数値H181/A114/B201/Cx/D4/S22)
ジャイロ ボディプレ 鉄壁 宿り木
上のサンダーナットでは相手のエスバ、サンダー、ポリ2、ドラパ、アゴの処理が安定しないため、カバルドンとウツロイドを採用し、この4枠を構築の軸とした。
@オボンの実 腕白 砂起こし
H252/B124/D132
(実数値H215/A132/B169/Cx/D109/S66)
地震 あくび ステロ 怠ける
HBライン:エスバの陽気珠カキュウをオボン込みで92.6%で2耐え
HDライン:サンダーの特化珠ジェットを93.7%耐え
バンギ入りのサイクルやラム持ちエスバやカイリュー等考えると怠けるは絶対に抜けない技だった。ラム持ちの中でもランドは剣舞されるとケアが効かないので基本的にランド入にはカバから入ることはしないように心掛けた。TOD想定でS個体値は29のものを使用している。
@パワフルハーブ 臆病 ビーストブースト
H4/B84/C164/D4/S252
(実数値H185/A52/B78/C168/D152/S170)
メテオビーム ヘドロ爆弾 草結び サイコショック
HBライン:陽気エスバの飛び膝93.7%耐え、陽気ドラパのホロウ75%耐え
BBでSが上がるように調整。ハピナスでウツロを対策してくるパーティにイージーを取れる点、ウツロとアーゴヨンに刺さる点からショックを採用した。
※後2枠は割と自由にカスタマイズしていいと思います。僕はスカーフ最速水ウーラオスを準確定枠として使用し、最後の1枠はコロコロ変えてました。軸の4体は特にフェローチェ、ヒードラン、カミツルギ、瞑想してくるエスパータイプが重いのでそこをケアできるポケモンを入れると良いと思います。下のSpecial Thanksに同じ軸を使用した仲間数人の記事のリンクを張っておきます。
3. 【個別解説】
現環境最強の電気タイプ。3ターンだけギガボーマンダになるやつ。持ち前の数値の高さとダイジェットによるダイマ同士の打ち合い性能は抜きんでるものがあった。「身代わり」は、サンダーが受かっていない構築の初手カバに対して身代わり→ダイジェットで仕事をさせずにそのまま突破したり、カグヤやナットやラグをカモにすることができたり、先行ダイマしたあとに相手のダイマを枯らしたり、TODをしたりなどありとあらゆる場面で役立った。
サンダーの苦手な岩タイプと電気タイプを受けるやつ。「鉄壁」は何故か考慮されることが少なく、相手が物理3枚選出をしている時はイージーウィンをとれた。「宿り木の種」で有利サイクルを進めていく。
起点作成と物理受けやるやつ。行動回数が多いであろう盤面で繰り出し「あくび」や「ステルスロック」で展開していく。基本的には「怠ける」で体力管理をしながらカバの不利対面相手に「あくび」が入るまで連打してからステロを撒く。ウオノラゴンは例外で「寝言」を所持していることが多く寝かせながらカバを落とそうとしてくるプレイヤーが多かったので「あくび」が入ったら即ナットレイに下げていた。相手チームにランドがいる場合はラム剣舞ジェットで詰んでしまうので初手には投げないようにした。
特殊全般と有利に殴り合えるやつ。「メテオビーム」で殴りながら敵を倒してCS上昇できるうえに、ダイマすると物理耐久もそこそこある(ウオノラゴンの特化ダイストリームを確定耐えする程度)のでなあなあで対策することができない。対策枠の選出を強いることができる点も強かった。ナットレイ入りにはこちらのサンダーでサイクルを崩せそうな時だけ出していた。
4.【選出&立ち回り】
状況によって多少の変更点はありますが大体はこんな感じ。
・vs
→
カバルドンを初手に投げて、あくび連打から頃合いを見てステルスロックを撒きます。サイクルを回し、ウツロイドの有無を確認します。いる場合はステロ+宿り木で有利サイクルをとれているはずなのであまり苦戦しないはずです。いない場合は相手のサンダーにこちらのナットの交代際宿り木が入った状態でサンダーにバックします。この後ダイジェット連打で基本的に勝ちです。
・vs
→
カバルドンを初手に投げてウオノラゴン以外が来ていた場合あくびがウオノラゴンに入るまで連打します。※あくびがウオノラゴンに入った次のターンナットにバックします。ここで眠らせてくるプレイヤーがほとんどです。(寝言を所持している場合やそもそもこれ以上クルクルしてもステロあくびループに持ち込まれてしんどい。)寝たウオノラゴンに宿り木を打ち、サンダーが出てくる場合、こちらはカバに引きあくびからステロを撒きます。ステロを撒いたのち即サンダーバックでダイジェットを連打します。ステロのせいでHDポリ2も受かっていないので数的有利を取ったのち3タテかTODで勝ちです。初手ウオノラゴンが来た場合はナットバックして次のターンサンダー引き一点読みでカバに釣り交換します。その後は上記の※からの内容で試合を行います。
・vs
→@1
初手カバ、裏にツルギがおかれていることが多いです。初手サンダーで身代わりを張り、あくびが入るのを回避します。相手チームにサンダー受けがいない場合は身代わりが残った状態でダイジェットを打ちます。カバに仕事をさせずに裏にも一度ダイマックス技を入れられるのでそのまま3タテできる場合もあります。サンダー受けがいる場合は身代わりの次のターンに暴風を押すのもありです。身代わりのターンにバンギが出てきた場合はロクブラケアで羽押してから引くか、即引くかしましょう。
・vs
→
ラムランドの場合に詰むのでサンダー初手です。バンギカバ対面をなるべく早く作り、迅速にステロを撒きたいので初手でランドorゴリラ対面が取れた場合はカバに引きます。レヒレはれいとうビームを打ってくる可能性があるため、ナット引きです。ナットレイを大事に扱うことがキーになるため、レヒレのスカーフトリックを絶対にもらってはいけません。トリックにサンダーを合わせることが出来れば基本的に勝ちです。
・vs受けサイクル
→
基本的にはウーラオスをダイマさせて通す展開になります。カバルドンでステロを撒き、ラッキーを眠らせてからウーラオスを投げます。とんぼを押しドヒドカバ対面を作りあくびを押しラッキーを出させ、そこにウーラオスを合わせます。これをもう1セット行うことでラッキーがステロ砂で削れます。これによりラッキーがダイナックル圏内に入っています。ダイナックルを押せば次の+1ダイサンダーが誰も受からなくなっており、択を回避して勝つことが出来ます。ハピナス入りの受けサイクルはウツロイドで崩すルートも取れます。
5.【Special Thanks】
・通話してくれた人達
・リプで応援してくれた人達
・同じ軸を使って使用感のフィードバックをくれたり、仮想構築への立ち回りの研究を一緒にしてくれた仲間たち
彼らの構築記事URLはこちら
rei-poke0728new.hatenablog.com
6.【後語り】
7世代でずっと使用したカバマンダガルドに近い構築が組めて満足しています。この軸で瞬間含む2000到達が10rom、その内2100到達が7romあるようで僕はハッピーです。これから大学が忙しくなるので次ガチでやるのはいつになるかわかりませんが、まったり1桁を狙いたいですね。なにか質問があれば僕のアカウントまで。@nktn_pien